話題の映画 「パンズ・ラビリンス 【Pan's Labyrinth】」

映画パンズ・ラビリンスのストーリー

 

スペイン内戦で父を亡くした、薄幸の少女の物語。一見、美しいファンタジー映画だが、恐怖が突然襲ってくる・・・!

 

ヒロインの少女が空想と現実の中で恐怖と感動を体験する!この世界に観る者も、空想の世界へと引き込まれていく傑作だ。普通のファンタジー映画とはちょっと雰囲気の違う映画で、ダーク・ファンタジーの映画である。

 

1944年のスペイン内戦で父を亡くした少女オフェリア。母カルメンは、フランス軍のビダル大尉と再婚した。
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母は、既に、男の子を妊娠していた。ビダル大尉の子だ。ビダル大尉は、冷酷な独裁主義で、独裁政権軍でレジスタンス掃討を指揮する冷酷で残忍な男だ。

 

彼は、もうすぐ生まれる実の子をほしがり、オフェリアの事は疎ましく思っていた。オフェリアも、そんな義父であるビダル大尉にどうしても馴染めないでいた。

 

このつらい状況から逃れるかのように、オフェリアは妖精やおとぎ話の世界に引き込まれていく・・・。

 

そんなある日、オフェリアの前に「妖精」が現れ、森の迷宮に導かれた。そこで迷宮の番人パンに出会う。

 

“パン”(ダグ・ジョーンズ)は、迷宮の守護神である。

パンは「あなたが探し続けていた魔法の王国のプリンセスに違いありません」とオフェリア明かした。

 

そして、プリンセスである事を確かめるために、3つの危険な試練を与える。

オフェリアは、3つの試練に挑むのだったが・・・

映画パンズ・ラビリンスの予告編


「パンズ・ラビリンス」は、アメリカ・メキシコ・スペインの2006年合作映画で、
監督・脚本はギレルモ・デル・トロ。

 

第79回アカデミー賞ではアカデミー撮影賞、アカデミー美術賞、アカデミーメイクアップ賞を含めて67の賞を受賞し、
58のノミネートを受賞。2006年度の映画トップ10に選出された。

 

映画パンズ・ラビリンスのDVD

パンズ・ラビリンス DVD-BOX
子どもが主人公のファンタジー映画となると、ある程度、パターン化されてしまうが、この『パンズ・ラビリンス』は違う! 少女が目にする幻想かと思われる世界と、1944年、内戦下のスペインという状況が見事にミックスされ、摩訶不思議でありながらリアルで切実なストーリーが完成されたのだ。異才ギレルモ・デル・トロ監督によるオリジナル脚本。独裁者フランコに心酔する大尉と母が再婚することになり、オフェリアは大尉の駐屯地である山奥へやって来る。途中の山道で奇妙な昆虫と出会ったことをきっかけに、彼女は現実とは思えない体験する事になる。

 

 手のひらに目玉がある怪人、うごめく根菜のような生きもの、巨大カエルが吐き出す粘着系の物質など、他のどんな映画でもお目にかかれないビジュアルは、デル・トロの真骨頂。CGも使われているが、あくまでもアナログ感が重視され、クリーチャーによっては特殊メイクや着ぐるみが効果的になっている。ファンタジーにおける「リアル」は、じつは少し歪んで頼りないものであることを、デル・トロは証明しているようだ。少女の目線から見た世界がどこまで現実なのかは観客に委ねられるが、大尉らにまつわる残虐描写は生々しいほどに現実的。キャストの演技もすばらしく、オフェリア役、イバナ・バケロのナチュラルで瑞々しい表情には驚嘆するしかない。(斉藤博昭)